〈 42回続いてきた「幸兵衛賞、卓男賞」は、2025年から「福寿賞」と名称を改めます〉



事業目的
故五代加藤幸兵衛氏(本名 / 加藤福寿)は、美濃陶芸界のみならず美濃焼地場産業の発展にも多大なる貢献をされ、現代の美濃陶芸界の礎(いしずえ)を築かれました。
美濃陶芸協会は、この礎の上に立って活動させて頂いていることを忘れてはならないと考えています。
この賞は、五代加藤幸兵衛氏の功績を讃え、御本名にちなんだ「福寿賞」とし、その意思を引き継いで長年地場産業への貢献と自身の優れた作家活動を行っている美濃陶芸協会会員を顕彰します。
事業内容

上記事業目的にふさわしい会員を理事会、選考委員会で選定し、受賞者に賞状と賞金五万円を授与します。



受賞理由

1961年土岐市無形文化財保持者・故加藤仁(ひとし)氏に師事し、1973年に独立。
この間に轆轤(ろくろ)技術を習得した。その卓越した大物轆轤の技術により制作された作品で数々の賞を 受賞し、次世代への手本となる活動を続けてきた。
工芸作品には技術による裏付けが必要とされ、轆轤技術の伝承は美濃陶業界にとって不可欠なものであり、長年に渡り轆轤にこだわって作家活動を続けてきたことが美濃陶業界への貢献として評価された。
1969年美濃陶芸協会入会。
1989年から1998年理事、1999・2000年監事。
2003年から2010年副会長を務め、協会の発展にも尽力した。

主な陶歴
〈受賞時点〉
1946年 岐⾩県中津川市蛭川に⽣まれる
1961年 加藤仁⽒に師事
1969年 朝⽇陶芸展⼊選 以後10回⼊選
1972年 中⽇陶芸展⼊選 以後11回⼊選
1973年 ⼟岐市にて独⽴
1976年 蛭川に移り⽮筈窯を開窯
1978年 ⽇展初⼊選 以後36回⼊選
1980年 朝⽇陶芸展 奨励賞受賞 中⽇国際陶芸展 奨励賞受賞
1981年 中⽇国際陶芸展 名古屋市⻑賞受賞 美濃陶芸協会 記者クラブ賞受賞
1987年 ⽇本新⼯芸展 会員賞受賞
1989年 陶芸ビエンナーレ⼊選 以後3回⼊選
1991年 ⽇本新⼯芸展審査員 以後5回
1993年 美濃陶芸展 ⼤賞受賞
1994年 美濃陶芸作品 永年保存作品に選定される
1994年 ⽇本新⼯芸東海展 中⽇賞受賞
1995年 第13回 加藤幸兵衛賞受賞
1995年 国際陶磁器フェスティバル美濃⼊選 以後8回⼊選
1996年 ⽇本新⼯芸展 会員佳作賞受賞
1997年 ⽇本新⼯芸展 会員賞受賞
1997年 明⽇を開く⽇本新⼯芸展 美ヶ原⾼原美術館賞受賞
1998年 ⽇本新⼯芸展 会員佳作賞受賞
2004年 蛭川村⽂化芸術功労者 顕彰受賞
2005年 岐⾩県美術展審査員
2007年 美濃陶芸展 ⼤賞受賞
2008年 美濃陶芸茶盌展 秀作賞受賞
2009年 ⽇本新⼯芸東海展 中⽇賞受賞
2011年 美濃陶芸展 ⼤賞受賞
2012年 岐⾩県伝統⽂化継承功績者顕彰受賞
2013年 ⽇展東海展 中⽇賞受賞
2014年 ⽇本新⼯芸展 会員賞受賞

〈現在〉
⽇展会友
(公社)美濃陶芸協会 会員
全国各地にて個展開催
中津川市に在住
79歳
発表 令和7年(2025) 6月30日









事業目的

美濃陶磁の次世代を担う作家の育成を目的とし、近年の活動が顕著な作家を奨励いたします。
事業内容 加藤智子(かとうさとこ)氏より寄贈された寄付金を基に、理事会・選考委員会で受賞者を選定し、賞状と賞金100万円を授与いたします。
受賞者は一年かけて作品を制作し、公的機関に寄贈して頂きます。


7月下旬頃発表予定




受賞理由

 

主な陶歴
〈受賞時点〉

 

発表  



お問い合わせは、 公益社団法人美濃陶芸協会事務局 Tel.0572-25-5551 Fax.0572-25-5879 Email